こんにちは。英語のしおり、運営者の「れい」です。
人称代名詞と検索している方の中には、人称代名詞とは何か、英語の人称代名詞一覧をどう覚えればよいのか、一人称・二人称・三人称の違いがよく分からない、という方も多いかなと思います。
さらに、主格、所有格、目的格、所有代名詞、再帰代名詞といった言葉が出てくると、一気に文法っぽく感じてしまいますよね。私も英語を学ぶうえで、最初はI、my、me、mineの並びがただの暗記に見えていました。
この記事では、人称代名詞の意味から、英語での一覧、例文を使った使い分け、覚え方までを、できるだけやさしい言葉で整理していきます。
- 人称代名詞の基本的な意味
- 英語の人称代名詞一覧と見方
- 主格・所有格・目的格の使い分け
- 所有代名詞や再帰代名詞との違い
人称代名詞の基本を理解する
まずは、人称代名詞がどんな言葉なのかを押さえていきましょう。いきなり一覧を丸暗記するよりも、先に「何のために使うのか」が分かっていると、I、you、he、she、it、we、theyの役割がかなり見えやすくなります。
人称代名詞とは何か
人称代名詞とは、話し手、聞き手、話題に出ている人や物を指す代名詞のことです。ざっくり言うと、名前や名詞を何度も繰り返さないために使う言葉ですね。
たとえば、日本語でも「田中さんは英語が好きです。田中さんは毎日勉強しています」と言うより、「田中さんは英語が好きです。彼は毎日勉強しています」と言ったほうが自然です。この「彼」にあたる働きをするのが、人称代名詞です。
英語ではこの役割がとても大事です。英語は同じ名詞を何度も繰り返すより、文脈に合わせて代名詞へ置き換えることがよくあります。そのため、人称代名詞を理解しておくと、英文を読むときも書くときも、文の流れが追いやすくなります。
人称代名詞は、単なる「名詞の代わり」ではなく、文の中で主語になったり、目的語になったり、所有を表したりする便利な文法アイテムです。
英語の人称代名詞一覧
英語の人称代名詞は、人称、単数・複数、そして文の中での役割によって形が変わります。まずは全体像を見ておくと、あとで主格や所有格を学ぶときに迷いにくくなります。
| 人称 | 主格 | 所有格 | 目的格 | 所有代名詞 |
|---|---|---|---|---|
| 一人称単数 | I | my | me | mine |
| 一人称複数 | we | our | us | ours |
| 二人称単数・複数 | you | your | you | yours |
| 三人称単数・男性 | he | his | him | his |
| 三人称単数・女性 | she | her | her | hers |
| 三人称単数・物や動物 | it | its | it | 基本的に単独使用は少ない |
| 三人称複数 | they | their | them | theirs |
この表で特に見てほしいのは、同じ「私」でも、文の中の役割によってI、my、me、mineと形が変わるところです。日本語では「私」「私の」「私を」のように助詞で意味を変えることが多いですが、英語では単語そのものの形が変わります。
英語の文型や前置詞句の見方も一緒に整理したい場合は、英語のしおり内の英語文型mとは?Cとの違いや見分け方を例文で解説も参考になると思います。代名詞が文のどの位置に入るのかを考えるときに役立ちます。
一人称・二人称・三人称
人称代名詞を理解するうえで、まず大切なのが一人称、二人称、三人称の区別です。文法用語に見えると少し身構えてしまいますが、考え方はかなりシンプルです。
- 一人称は、話している本人を指す
- 二人称は、話しかけている相手を指す
- 三人称は、話し手と聞き手以外を指す
英語で言うと、一人称はIやwe、二人称はyou、三人称はhe、she、it、theyです。たとえば、I like English.なら、話している本人が英語を好きだと言っています。You like English.なら、相手が英語を好きだと言っています。
三人称は少し広めです。heやsheのように人を指すこともあれば、itのように物や動物、天気、時間などを指すこともあります。theyは複数の人や物を指すときに使います。
英語では、三人称単数が主語になる現在形の文で、一般動詞にsが付くことがあります。たとえばHe likes music.のlikesですね。人称代名詞は、動詞の形にも関わってくるので、文全体で見るのが大事です。
単数と複数の見分け方
人称代名詞では、単数と複数の見分け方も大切です。単数は一人または一つ、複数は二人以上または二つ以上を表します。
Iは一人の私、weは私たちです。youは少しややこしく、単数のあなたにも、複数のあなたたちにも使われます。he、she、itは単数で、theyは複数です。
ただし、英語では前に出てきた名詞の種類によって、どの代名詞に置き換えるかが変わります。たとえばa bookなら単数なのでit、two booksなら複数なのでtheyになります。Tomなら男性としてhe、Maryなら女性としてsheを使うのが基本です。
動物にitを使うかheやsheを使うかは、話し手との距離感にもよります。ペットのように性別や個性を意識している場合はheやsheを使うこともあります。英語はルールだけでなく、文脈もかなり大事です。
集合名詞にも注意したいところです。familyやteamは、ひとつの集団として見るなら単数扱い、メンバーそれぞれに目を向けるなら複数っぽく扱われることがあります。最初は難しく感じるかもしれませんが、まずは「一つのまとまりか、複数の人たちか」を意識すると見分けやすくなります。
主格の意味と使い方
主格は、文の主語として使う形です。主語とは、ざっくり言えば「誰が」「何が」にあたる部分ですね。英語の人称代名詞では、I、we、you、he、she、it、theyが主格です。
たとえば、I study English.なら、Iが主語です。He plays soccer.なら、Heが主語です。They live in Tokyo.なら、Theyが主語になります。
主格を考えるときは、動詞の前に置かれて、動作や状態の中心になる言葉だと見ると分かりやすいです。日本語では「私は」「彼は」「彼らは」と訳されることが多いですね。
- I am a student.:私は学生です
- She likes music.:彼女は音楽が好きです
- They are busy.:彼らは忙しいです
主格は英文のスタート地点になりやすいので、まずは主格を見つける練習をすると、文の骨組みがつかみやすくなります。英語の主語と述語の関係に慣れておくと、人称代名詞の理解もかなりラクになります。
所有格の意味と使い方
所有格は、「〜の」という意味を表す形です。my、our、your、his、her、its、theirが代表的ですね。ポイントは、所有格のあとには基本的に名詞が続くということです。
たとえば、my bookは私の本、your nameはあなたの名前、their houseは彼らの家という意味になります。所有格だけをポツンと置くのではなく、名詞とセットで使うと考えると分かりやすいです。
- This is my bag.:これは私のかばんです
- Her brother is kind.:彼女の兄は親切です
- Their room is clean.:彼らの部屋はきれいです
hisは所有格でも所有代名詞でも同じ形なので、少し混乱しやすいです。his bookなら所有格で「彼の本」、This book is his.なら所有代名詞で「この本は彼のもの」という意味になります。
所有格は「代名詞+名詞」のセットで見るのがコツです。my、your、herなどを見たら、すぐ後ろの名詞までまとめて確認してみてください。
目的格の意味と使い方
目的格は、動詞や前置詞のあとで使われる形です。me、us、you、him、her、it、themが目的格です。日本語では「〜を」「〜に」と訳されることが多いですね。
たとえば、She called me.なら、meはcalledの対象です。つまり「彼女は私に電話した」という意味になります。I know him.なら、himはknowの対象で、「私は彼を知っています」となります。
- Please help me.:私を助けてください
- I saw him yesterday.:私は昨日彼に会いました
- She talked to them.:彼女は彼らに話しました
目的格で特に大事なのは、前置詞の後にも来ることです。to me、for him、with themのように、前置詞の後ろでは主格ではなく目的格を使います。
「私と彼」のように言いたくて、between you and Iと言ってしまうミスがありますが、前置詞betweenの後なので、基本はbetween you and meです。日常表現でもよく出るので、ここは覚えておくと便利です。
目的格は、他動詞とも深く関係します。give、like、know、see、helpなど、後ろに「誰を」「何を」が必要になる動詞では、目的格の人称代名詞がよく使われます。
人称代名詞の使い分けと覚え方
ここからは、人称代名詞と混同しやすい所有代名詞や再帰代名詞を整理しながら、実際の例文で使い分けを確認していきます。最後に覚え方もまとめるので、暗記が苦手な方も少しずつ感覚をつかんでいきましょう。
所有代名詞との違い
所有代名詞は、「〜のもの」を表す代名詞です。mine、ours、yours、his、hers、theirsなどが代表的です。所有格が名詞の前に置かれるのに対して、所有代名詞は名詞を含んだ意味を一語で表します。
たとえば、my bookは「私の本」です。一方でmineは「私のもの」という意味になります。This is my book.は「これは私の本です」ですが、This book is mine.は「この本は私のものです」となります。
| 所有格 | 所有代名詞 | 意味 |
|---|---|---|
| my book | mine | 私の本、私のもの |
| your pen | yours | あなたのペン、あなたのもの |
| her bag | hers | 彼女のバッグ、彼女のもの |
| their house | theirs | 彼らの家、彼らのもの |
見分け方はかなりシンプルです。後ろに名詞があるなら所有格、後ろに名詞がなくても意味が完結するなら所有代名詞と考えてみてください。
- This is my notebook.:myは所有格
- This notebook is mine.:mineは所有代名詞
- Is this your umbrella?:yourは所有格
- Is this umbrella yours?:yoursは所有代名詞
英語では同じ名詞の繰り返しを避けるために、所有代名詞がよく使われます。A: Whose bag is this? B: It is hers.のように、前にbagが出ていれば、hersだけで「彼女のもの」と言えます。
再帰代名詞との違い
再帰代名詞は、「〜自身」を表す代名詞です。myself、yourself、himself、herself、itself、ourselves、yourselves、themselvesなどがあります。
再帰代名詞は、主語と目的語が同じ人や物を指すときによく使います。たとえば、I looked at myself in the mirror.なら、「私は鏡で自分自身を見た」という意味です。見る人も見られる人も私なので、myselfを使います。
- I made it myself.:私はそれを自分で作りました
- He hurt himself.:彼は自分自身を傷つけました
- They introduced themselves.:彼らは自己紹介しました
再帰代名詞には、強調の働きもあります。I did it myself.なら、「私が自分でやった」というニュアンスです。ただのI did it.よりも、自分でやったことが強く伝わります。
単数では-self、複数では-selvesになるのが基本です。myself、himself、herselfは単数、ourselves、yourselves、themselvesは複数ですね。
再帰代名詞は、日常会話でも意外とよく出ます。Enjoy yourself.は「楽しんでね」、Help yourself.は「自由に取ってね」という意味で使われることがあります。直訳だけでなく、かたまりとして覚えると使いやすいです。
例文で学ぶ使い分け
ここでは、人称代名詞の使い分けを例文でまとめて見ていきます。文法用語だけを追うよりも、実際の文の中で確認したほうが理解しやすいです。
I、my、me、mineの違い
- I like this song.:私はこの歌が好きです
- This is my song.:これは私の歌です
- She helped me.:彼女は私を助けてくれました
- This song is mine.:この歌は私のものです
Iは主語、myは名詞の前、meは動詞や前置詞の後、mineは「私のもの」です。この4つを並べて比べると、それぞれの位置の違いが見えやすくなります。
he、his、himの違い
- He is my friend.:彼は私の友達です
- His name is Ken.:彼の名前はケンです
- I know him.:私は彼を知っています
- This pen is his.:このペンは彼のものです
hisは所有格でも所有代名詞でも同じ形です。そのため、後ろに名詞があるかどうかを見るのがポイントになります。His nameなら所有格、This pen is his.なら所有代名詞です。
they、their、them、theirsの違い
- They are students.:彼らは学生です
- Their teacher is kind.:彼らの先生は親切です
- I saw them at the station.:私は駅で彼らを見ました
- These books are theirs.:これらの本は彼らのものです
theyは複数の人や物を指します。人だけでなく、booksやdogsのような複数の名詞を受けることもあります。前に出てきた名詞が複数なら、theyやthemで受けられるかを考えてみましょう。
使い分けに迷ったら、「主語か」「名詞の前か」「動詞や前置詞の後か」「〜のものか」の4つで判断すると整理しやすいです。
人称代名詞の覚え方まとめ
人称代名詞は、最初から全部を完璧に覚えようとすると大変です。特にI、my、me、mineのような表は、見ているだけだと覚えた気になっても、いざ英文で使おうとしたときに迷うことがあります。
私がおすすめしたいのは、表で全体を確認しつつ、短い例文で口に出して覚える方法です。I my me mineのようにリズムで覚えるのも、初期段階ではかなり有効だと思います。ただし、最終的には「どこで使う形なのか」まで一緒に理解しておくと、実際の英作文で間違いにくくなります。
- まず主格、所有格、目的格、所有代名詞の順で表を見る
- I like English.のような短い文で主格を確認する
- This is my book.のように所有格と名詞をセットで覚える
- Please help me.のように目的格を動詞の後で覚える
- This book is mine.のように所有代名詞を文末で覚える
暗記の工夫を増やしたい方は、英語のしおりの英単語の語呂合わせ学習法!楽しく覚えるコツも参考になるかもしれません。人称代名詞も、リズムや語呂を使うと取りかかりやすくなります。
また、英語は音でも覚えると定着しやすいです。カタカナだけに頼りすぎるのは注意が必要ですが、最初の足がかりとして発音の感覚を持つことは大切です。発音やカタカナ学習の注意点は、英語をカタカナで覚えるのはアリ?学習法と注意点を解説でも触れています。
この記事の内容は、英語学習の一般的な理解を助けるためのものです。試験、資格、学校の課題などで厳密な判断が必要な場合は、正確な情報は公式サイトをご確認ください。また、最終的な判断は専門家にご相談ください。
人称代名詞は、英語の文を作るうえで避けて通れない基本です。でも、基本だからこそ、一度整理しておくと英文を読む力も書く力もぐっと安定します。まずは一覧を眺めるだけでなく、短い例文の中で「この形は何の役割かな」と確認するところから始めてみてください。

